外資系企業で出会ったすごい人:その2

今日のトピックは、「外資系企業で出会ったすごい人:その2」についてお話します。

これは、私が34年間、外資系企業で仕事をしたり、

外国企業と仕事をする際に、

出会ったすごい人たちを紹介するシリーズです。

第2回目は、起業時点で世界を見据えている、です。

これは、すごい人というより、すごい「国」なのですが、それは、どの国かというと、最近起業立国として名を馳せている、イスラエルです。

ここ七年間で、7,200社が起業しています。

廃業している3,300社を差し引いても、3,900社ほどが純増しています。

ご参考;Jetro

https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/01/88cacd86bc818c99.html

このあたりは、公的機関の正式な数字ですので、誰でも見れるものですが、

過去20年以上イスラエル企業と仕事をしてきて、

強く印象に残っているポイントが何点かあります。

まず1つ目。

それは、やはり出口を決めて、起業しているということです。

つまり、上場か、売却・合併です。

テルアビブ市場には、532社が上場し、

米国ナスダック市場にも80社ほどが上場し、

この数は、アメリカ、カナダに次ぐ第3位、だと言われています。

人口900万人ほどの国が、です。

(ちなみに、日本企業ではナスダックに上場しているのは現時点で14社。)

私が一緒に仕事をしていた同僚やビジネスパートナーも、やはり上場や起業を売却している人が多いです。

そして2つ目のポイント。

それは、起業時点から世界戦略を見据えている、ということです。

社員が、1人、2人でも、他の国に進出して、代理店契約を結んだり、

ある程度大きな商談を決めてくる、というのはイスラエルのスターアップではよく聞く話です。

私が、日本進出の支援を依頼してきたある企業は、その時点での人数は、5人でした。

まだまだ売上も、資金調達も、まだまだ小さい時点です。

我々日本のスタートアップとは、ちょうど逆ですよね。

日本の起業家のほとんどは、日本マーケットを見ていると思いますし、

先ほどの米国ナスダックでの上場数を見てみても、その傾向は真実のようですね。

当然、どちらがいいとは言えませんが、

世界戦略をもって起業し、アメリカの株式市場での上場を視野に入れた

起業と、日本国内だけを見た起業とでは、無論規模が全然違いますよね。

重ねて言いますが、人口920万人です。

これは、神奈川県の人口とほぼ同じです。

ただ一つ言えるのは、これくらいの規模の国の企業には、

やはりこのような世界戦略を最初から持っていることが多いのですが、

その理由としては、国内マーケットが小さいから、という背景があります。

つまり、海外進出しないと、ビジネスが大きくならない、ということです。

逆に、日本は国内市場が大きいので、世界で勝負をしなくてもいいということですね。

そして3番目は、

ルールや常識度外視というところです。

上記の例を見ると、それは明らかなのですが、

イスラエル企業との日本進出戦略のための会議の時に、

日本のルールでは・・・、

常識では・・・、

なんて議論が出ようものなら、

「それ、無視しよう」

「それ、回避策を考えよう」

という言葉が何度出てきたことか、数えられないくらいです。

実際に、ルールは破るためにある、とのたまわれたイスラエル起業家を何人も知っています。

このあたりも、日本人とは逆な感じがしますね。

当然彼らは、英語ネイティブではないですが、

特徴のあるアクセントで、流暢に話して、世界中でガンガン契約を決めています。

市場規模の違いによる戦略の違いと、国民性の違いは、ありますが、

我々日本人が参考にすべきところは、たくさんあるイスラエルという国をご紹介しました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

岩崎義久

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