ビジネスで使える丁寧な英語表現

YouTubeをアップしました!

今回は、外資系歴35年で現役の私、岩崎が使っている
そして、ネイティブの同僚も使う、丁寧な仕事での英語表現を6つ、
お伝えします。

\動画で見たい方はこちらから/
YouTube
外資系歴35年の私が使う
ビジネス英語丁寧な表現6選


はじめに

まず、皆さんが英語を勉強している中で、
まだ外資系企業で仕事をしたことがなかったり、
外国人ビジネスマンと仕事をしたことがない方は、
実際に教科書通りの話って使われているんだろうか?
本当にこれで通じるのかな?という
不安や疑問、漠然とした不明瞭な部分を持っているかもしれません。

例えば、アメリカ人のビジネスマンと話をするとなった時に、
皆さんはどういう印象を持っていますか?

”すごく頭が良くて、ストレートな表現をバンバン使ってクロージングし、
いろんな要求をしてくる・・”
そんなイメージありますか?
割と上から目線というイメージなどありますか?
ドラマの影響なども、大きいかも入れませんよね。

実際のところは、アメリカのエグゼクティブ・経営者の方々は、
私が見る限りにおいては、
ジェントルな方が多いので、
ストレートにバッサリな表現というより、
割と回りくどい表現・婉曲的な表現をする方が多い印象なんです。

それは恐らく、今の時代、コンプライアンスが
色々と厳しいということもあるかと思います。
実際に、あまりにもひどい表現や
ストレートすぎる表現、
威圧的な表現を使った場合は、
訴訟問題に発展する可能性もあります。

最近は日本人に対しても、
優しく遠回りな表現をしている印象が、
特に強いので、我々日本人が英語を勉強して、
ビジネスをする場合には、
割と日本人的な感覚でもいける部分が
出てきたのかな、というのが、私の印象です。


さて、前置きが長くなりましたが、早速、
丁寧でかつビジネスでよく使われる表現をご紹介します!

  1. Correct me if I'm wrong.

    意味:私がもし間違っていたら修正してください。

    相手の言っていることに対して、
    反対意見を言ったり
    あるいは自分が知っていることを
    付け加えたかったり
    自分の理解をもう一回確認したい時に使います。

    言った後には、
    自分の意見を言いまくってOKです。
    もし間違えていたら、
    相手も修正してくれるはずです。
    修正がなかったら、
    その意見を押し通したらいいんです。


    例文:Correct me if I'm wrong. I understand Japanese market is like this.
    意味:日本に市場はこんな感じだと理解していますが、間違っていたら修正してください。


  2. Am I correct to understand that~?

    意味:こういうふうに理解してよろしいですか?

    とても丁寧な表現なので、
    相手に嫌な感じを与えることはないので、
    ぜひ使ってみてください。


    例文:Am I correct to understand that this product has function A , and function B ,
    but not function C.
    意味:AとBの機能はあるけれども、Cはないという理解でよろしいでしょうか?


  3. Would it be possible for you to~?

    意味:あなたがこれをしてくれるのは可能でしょうか?

    この表現は、何かをお願いするときに、
    最上級の丁寧な言い方だと思います。
    ちょっと難しい、ハードルの高いことを
    相手にお願いする時に使える表現です。
    日本語で言うなら、
    「無理を承知でお願いしますが」といったところでしょうか。


    例文:Would it be possible for you to give us 50% discount?
    意味:50%オフにしてもらえませんか?


  4. I would appreciate if you~.

    意味:あなたが〜をしてくれたら、本当に感謝します。



    この表現は、メールでもかなり頻繁に使われています。
    メールの最後にこの文章をつけると、相手から、
    この人は丁寧な言葉使いができる日本人だな、と好印象を与えられるのではないかと思います。


    例文:I would appreciate if you do this.
    (I appreciate if you do this.でもいいかと思います。)
    意味:そうしていただけるとありがたいです。


  5. I'm not a big fan of that~.

    意味:それの大きなファンではないです→あまり好きじゃないんです


    相手の意見に遠回しに反論する場合に
    使える表現です。
    No. I don't think so. や I don't agree to that.では
    ちょっと強い表現になってしまいますので、
    やんわりと否定できる便利な表現です。



    例文:I'm not a big fan of trade shows, because we end up in collecting competitor's business cards.
    意味:トレードショーは私はあんまりファンじゃないんです。
    なぜなら結局は競合相手の名刺を集めることになるだけですから。


  6. Is there any way that we can speed it up?

    意味:何かスピードアップできる何かしらの方法はないですか?


    相手のやろうとしていることに対して、
    大まかには認めているけれど、
    ある部分においてはちょっとだけでもスピードアップしてくれませんか?
    と言われると、相手としても「嫌です」とは言えないわけです。
    こういった、相手に対してのリスペクトの気持ちを持ちつつ、逃げ場を作りながらも
    こちらの要求をお願いする、ということで、相手との関係が非常に良くなることがあります。





    まとめ

    お互いに丁寧な表現をすることで、相手も無茶苦茶なことを要求してこなくなるので
    より良い関係性が構築できます。
    そういった意味でも、今回お伝えしたような丁寧で、かつリスペクトフルな英語表現というのは、
    ビジネスではどんどん使ったほうがいいと思います。


    そして、ポイントとしては、例えば、アメリカ人の同僚・イギリス人の同僚など
    非常にキレる、素晴らしい表現をする方がいた場合、
    ぜひその場で聞いて、今度はあなたが次に使って欲しいんです。
    私もこっそりノートに取って、後で読み返して、すぐに自分のモノにする、
    ということをいつもやっています。
    生きた教科書を使わない手はないですよね。